top of page
IMG_6604.jpg
IMG_6583.jpg

​若山

​ごあいさつ

放課後等デイサービスに携わって長い間考え続けてきたのは、児童の「発達」って何だろう?「障がい」って何だろう?という素朴な疑問です。

大学で心理学を学んだ人ならスラスラ答えられるのかもしれません。しかし、そのスラスラと述べられる解答そのものが、実は怪しいのではないか、そんなふうに思うようになりました。

ひとりひとりの子どもと向き合っていると、「発達」や「障がい」という概念に縛られず、その子がぶつけてくる笑顔や泣き顔や、発せられる言葉や、言語化できなくとも表現してくれる様々なパフォーマンスの奥にある何か、それは「こころ」でもいいし、「たましい」でも良いのだけれど、その奥にある何ものかに、そっとやさしく触れることの出来るコミュニケーションのチカラこそが、我々放デイのスタッフのは必要であると、いつの頃からか確信するようになりました。

​教育を語るとき、認知能力(字が書ける、計算ができる)などの言語化、数値化できる能力のほかに、

「非認知能力」が最近注目されているようです。

非認知能力とは、自尊心、自己肯定感、自立心、自制心、自信などの「自分に関する力」と、

そして、社会性と呼ばれる、協調性、共感する力、思いやり、社交性、道徳性などの「人と関わる力」です

そして、この非認知能力は、生きる上でもっとも大事な人間のチカラだと思うのでうすが、それをぐんぐんと育み伸ばしていけるすばらしい活動が、畑の野菜作り、すなわち、子どもたちがたっぷりと自然(大地、土、水、風、野菜、虫、動物、すべての自然の森羅万象!!)に触れることだと、

これも確信にいたりました。

子どもたちの学習能力を延ばしていくことも必要ですが、それよりも大切なのは、子どもたちが今ここに在る、生きていること、笑い、泣き、言葉や、言葉にならない何ものをかを発していることに、もっともっと向き合いたい。

子どもたちをもっともっと、自然に触れさせたい。

あらゆる他者(地域の子どもたち、高齢者、住民など)との交流の機会をもたせたい。

自由に、のびのびと「発達」とか「障がい」などの言葉はいったん忘れて、人と人としていっしょに生きて生きたい。

そんな思いから、NPO法人「わっしょい・ふる里」を立ち上げ、

放課後等デイサービス「わっしょい ふる里」を開室しました。

NPO法人 わっしょい・ふる里

代表理事 ​若山 聡

代表理事 片岡 倫子

​片岡

bottom of page